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なぜ農業だったのか。

なぜ農業だったのか。

あなたにとって、好きな仕事は何ですか?

どうせ独立するなら「好き」を仕事に。

 万一、仕事を辞めるなら、自分はなにをやるのか、やりたいのか、については随分と前からいろいろと考えていた。こどもの頃から「いのち」を育むことに無常の喜びを感じていた。動物、昆虫、魚、植物などいのちあるものを世話してその成長を見守ることになによりの喜びだった。だから、もし起業するなら、自然と向き合える仕事、農業しかないと思っていた。

大学を卒業して就職するときに本当はやりたいことがあったと言ったが、そのやりたいこととは、サラブレッドのトレーナーだった。大学時代にサラブレッドの美しさに魅了され、東京競馬場によく通っては、馬の育成をしたいと考えていた。そんな記憶も忘れかけていたころ、課長になる3年前に一戸建てを新築した。その庭を自らガーデニングしたこと、また近所で畑を借りて家庭菜園を始めたことで自然と触れ合う喜びを再び思い出したことも農業への想いを募らせていた。このようなことから、自分のやりたいことは一貫してブレていなかった。

実家には農地があったのは幸運だった。

幸いにも私に実家には先祖代々の農地があった。といっても親が農業に従事していたわけではない。父親は、トヨタ自動車の工場に勤務するサラリーマンで農業をする姿は見たことがなかった。母親も家庭菜園で自分の食べる野菜を栽培する程度だった。農地はあったものの、近隣の専業農家に預けっぱなしの状態で、自分の家が農家という認識はほとんどなかった。父親からも、「農業では食っていけない」と聞かされていたし、必ずしも農地を守っていく必要はなく、引き継いだ農地を必要なら売却しても構わないとさえ言われていた。

「農業は儲からない」が常識なのになぜ。

 専務に辞表を提出したときの会話がとても興味深く、農業の実態を端的に表しているので以下紹介する。

私「専務、どうしても好きなことをやりたいので会社を辞めさせて下さい」

専務「ほお、、、、好きなこととはなんだね」

私「農業です」

専務「正気か、農業で生活ができるのか、いまの年収より2桁下がるぞ、それでもいいのか」

私「え!?1桁ではなく、2桁ですか(笑)」

専務「農業とは、そういうものだ。ほとんど金にならんぞ」

私「いえ、決めたんです。きっと儲かる仕事に変えて見せます。」

専務「そうか、その覚悟があるならなにも言わん、思う存分やってみろ」

私「ありがとうございます。がんばります。」

ここではスマートな会話で表現したが、実際にはもっと泥臭い会話だった。だが内容的には、こんなイメージの会話をした。専務が言ったのは、1000万円以上ある年収が農業では2桁下がる、要するに年収が100万円にも満たないほど厳しいのが農業の現実だと言われた。その専務は適当に脅したわけではなく、こどもさんが農業系の大学に通われていたので、農業の実態をかなり詳しく把握してうえでの発言だった。ただそのときは、半分以上脅しだろう思っていたが、会社を辞めて、農家を訪ね、農業大学校で勉強するうちに、専務の言っていることが農業の実態だとわかった。

ほしいものは「お金」ではなく、「自由」だった。

 脱サラ起業する目的が、成功やお金だったらおそらく農業は選んでいないだろ。もっと伸び盛りのIT、観光、介護など今後成長が見込まれる産業を選んだはずだ。

しかしながら、私の場合は、世間一般では高く評価されるような、「一流大学から一流企業に入社して管理職に昇進」という自分の生き方を完全否定して、会社を辞めた。もっと言えば、組織に縛られ上司や部下の板挟みにあいながらも、常に売上・利益の最大化をめざすというサラリーマン生活が自分にとっては限界にきていると感じて会社を飛び出したわけだ。だから手にしたかったのは、「お金」ではなく、「自由」だった。

「お金」は家族4人が生活できれば十分。人間関係に苦しむことなく、誰かの指図を受けることなく、自分でやりたいことは自分で決めて、思った通りに実行する。この何も制約を受けない「自由」は宝物であり、とにかく手に入れたかったものだ。だからこそ、斜陽産業であり、かつ自分にとっては、まったくの異業種である農業の世界に、迷いなく足を踏み入れることができた。「好き」が根底にあるからこそ、農業を選択できた。

農業は実は人気職種。

 10年以上の前の実施したものではあるが、あるNPOが「農業に対するイメージ」についてアンケート結果がとても興味深い。これは就農している人が感じているイメージではなく、一般の方がお持ちのイメージを調査したものだ。

そのアンケート結果を見ると、農業のイメージは、「キツイ」「地味」「稼げない」「モテない」という惨憺たるものだった。ある意味予想通りの結果だった。

 ほとんどがマイナスイメージであることは事実だが、その中に特筆すべきプラスのイメージもあった。それは「農業はやりがいのある仕事か」というアンケートに対しては、なんと87%に人が「農業はやりがいのある仕事だ」と回答していることだ。お金については、必要最低限稼げればいいと考えている私にとって、やりがいのある農業は持って来いの職業選択だ。

「成幸するブルーベリー農園講座」が人気講座に。

 私が主催している「成幸するブルーベリー農園講座」は、2012年に始まったもので、私のビジネスモデルのノウハウを教え、さらに好きなことを仕事にして「自分らしく」生きるにはどうしたらいいか、をお伝えしている。

 2019年だけでも250名の方が参加され、通算30回目には累計受講者が1000人を突破した。始めた当初は、ここまでの人気になるとはまったく予想もしていなかった。行政のバックアップの一切なく、広告宣伝費もゼロ、ホームページとブログで紹介するにすぎないのに、開催すればあっという間にすべて満席になる。

 これは、農業をやってみたいという人が潜在的には無限にいることを物語っているからに他ならない。


Vol.1 RELEASE 個人サイトのリリースにあたって
Vol.2 REASON 大企業の管理職をやめたワケ
Vol.3 DETERMINATION 覚悟を決めたら、すべてが動き出した
Vol.4 AGRICULTURE なぜ農業だったのか
Vol.5 SUCCESS 農業で成功した理由(ワケ)

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